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あの山を越えて 火打山~笹倉温泉 @モルゲ 1日目

我が家で今シーズン1番のイベント、モルゲダール倶楽部のツアーを利用して火打山から日本海に下るルートを滑ってきました。登り標高差約1100m、下り標高差約2000m、水平移動距離約18km(地図で見る限り多分そのくらい)という長大なルートです。下り2000mという標高差は、志賀横手山から長野市街まで滑り降りるのに匹敵します。

笹ヶ峰までの除雪は済んでおり、黒沢の徒渉点(といっても橋です)まで緩やかな林間。黒沢を渡ってからは急斜面に取り付き、ジグを切ってちょっと開けた林間をつづら折に登っていきます。登り切ると尾根に出るのですが、ここからは狭く、更に急になるため板を背中に背負ってつぼ足。所々手も使って這い上がっていく感じです。晴天で、雪も緩んでいるため、結構快適。

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急坂を登り切ると、遠くに火打山を望む台地上の地形となり、今夜宿泊する高谷池ヒュッテは目前に。ここで思わず「楽勝だったかも。。。」という安堵ともつかぬ言葉が出た(江)。

しかし現実は甘くなかった。「せっかくだからヒト山登って滑ってから小屋に行きましょう!」ヒト山とは目の前にある、「ちょっと急な感じ」の黒沢岳である。
実は、「ちょっと滑ってから」小屋に行くというのは最初から行程表に書いてある。「せっかくだから」というのは、すぐに小屋に向かい(そして休み)たがる我々をやさしくエスコートする言葉なのである。

ところで、この「ちょっと急な感じ」の山は登ってゆくにつれ、右側がキレ落ちて行き、尾根上の登り傾斜はさほどでないものの、雪庇が発達した右側は我々の目には殆ど崖に見えてきた。

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実際は

上部雪庇=ガケ
斜面上部=40度~50度
斜面下部=30度~25度

※地形図で確認してみたところ、最上部でもせいぜい40度でした。ボトムまで平均で30度くらいですね。

くらいでしょうか?恐竜の背中のような尾根を大分進んだなと思えたその時、ガイドの中野さんは雪庇の切れ目を見つけると右下に消えてしまいました。「もう行ってしまったのか?」とこわごわ下を覗き込むと、すぐ下に棚状の場所が。ここでシールを外し、滑降準備。幸い、棚の直下は50度近くありそうなものの、200m程奥へゆくと、大きく斜度が緩んでおり30度程度しかありません。真っ直ぐ降りたいヒトはどうぞと言われましたが、我々は迷わず奥へトラバースしました。これくらいの傾斜だと、右足と左足にエライ段差ができます。雪は昨日降った深雪が中途半端に腐った雪で、ズボズボ埋まって全く横滑りを許してくれません。かなり転んでこの日の滑りは終了。

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大斜面の下で再度シール装着。今降りてきた尾根の鞍部を乗り越して小屋に向かいます。この時点でかなり風が強く、ちょっと地吹雪の様になりました。

ここで一句

「山笑う 吹雪になびく シール貼り」

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高谷池ヒュッテは盛況でSARCのツアーも来ていました。

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2階の2段ベッドというか蚕棚上の場所に寝るのですが、一人1畳程度の場所が確保してあって、山小屋としては非常に快適です。雪に埋もれたトイレは外にあり、雪に掘った穴から入り口にアクセスするのですが、その埋まり具合と、新築したばかりの非常に立派な建物がアンバランスで思わず笑ってしまいました。なお、こちらのトイレは使用済みの紙は下界に各自持ち帰る事になっています。オーバーユース対策の一つとして、この先日本の山でも当たり前となってゆくと思いますので、皆さんちゃんと持ち帰りましょう。

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夕食は、カレーとハヤシにパイナップルの缶詰です。小屋の方オススメの合い盛りが流行ってました。この日は翌日に備え18時に寝てしまいました。

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(い)

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